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9.162021
スイス鉄道の旅 Part.2 ザンクト・ガレン~ルツェルン~ベリンツォーナ
前回のPart.1から引き続きスイス鉄道の旅をご紹介いたします。今回はザンクト・ガレンを出発して途中ルツェルン、そしてスイス南部のベリンツォーナへ向かいます。
ルツェルンへ
ザンクト・ガレンの後は、スイス中部にある古都ルツェルンへ移動をします。
ザンクト・ガレンとルツェルンへは、パノラマ鉄道「フォアアルペン・エクスプレス」が1時間に1本運行されており、座席指定なしで利用できます。美しい山々や湖などの車窓を楽しむことができます。
スイス中部にある古都ルツェルン。
ピラトゥス、リギ、ティトリス観光への拠点として滞在される方も多いです。
ルツェルン駅を出て、しばらく歩くと見えてくるのが「カペル橋」。
ヨーロッパでもっとも古い屋根付きの木造橋で、14世紀中頃に街の要塞地として建てられました。
1993年の火事で多くが焼失されてしまいましたが、屋根にはルツェルンの歴史が描かれた絵画を見ることができます。
「カペル橋」を渡ると中世の街並みが残る「旧市街」と続きます。
他にも瀕死のライオン、氷河公園、ムーゼック城壁、スイス交通博物館などの見所があります。
街の観光と併せて体験したいのが、ルツェルン湖でのクルージング。
通年毎日運航されており、リギやビュルゲンシュトックなどへのルートがあります。
スイストラベルパスをお持ちの方は、パスの利用日であればクルーズも無料で乗船が可能です。
ベリンツォーナへ
ルツェルンの後は、一気にスイスの南部にあるベリンツォーナへ移動をします。
ルツェルンからベリンツォーまでは、急行列車「IR(アイアール)」で約2時間40分。
前回のブログでも書きましたが、スイスの公用語は4つあり、そのうちの1つであるイタリア語圏は全体の人口の1割以下。ベリンツォーナは、イタリア語のみを話すティチーノ州の州都となります。各言語地域によって文化や食事などの違いを感じることが出来るのもスイスの魅力のひとつです。
ベリンツォーナの見所いえば、世界遺産の「ベリンツォーナ 旧市街にある3つの城と防壁・城壁群」です。
中世に建てられたお城と城壁が残っており、その中の古城の1つ「カステルグランデ」は、街の中心にあります。
現在は、考古学博物館やレストラン、そしてなんとぶどう畑まであります。畑で栽培されたぶどうから作られたワインは、美味しいお食事と一緒にレストランで味わうこともできます。旧市街もカラフルでかわいらしく、散策もお勧めです。
次回はツェルマットへ向かいます。
お勧め鉄道パス
スイス国内を周遊するときにぜひ利用したいのが、スイストラベルパス。
このパスがあるだけでスイス国鉄や主要都市の市内交通を利用出来るだけでなく、約500カ所の美術館や博物館も無料で入場ができます。詳しくは下記ご参照ください。
スイストラベルパス